私たち50代は、これまでの人生でさまざまな困難や課題に直面してきました。しかし、これからの人生をより充実したものにするためには、前向きな態度を示すことが重要です。前向きな態度を示す人は、周囲から求められる存在になり、自身の人生をより良い方向に導くことができるのです。
困難に直面しても、ポジティブな視点を

前向きな態度とは、困難な状況に直面しても、ポジティブな視点を持ち続けることです。例えば、仕事で失敗したとしても、「これは成長のチャンス」と捉え、次にどのように活かせるかを考えることが大切です。一方、「もう終わりだ」と思考停止に陥ってしまうのは、前向きとは言えません。病気になったときでも、「治療に専念しよう」と前を向くことが大切です。「もう希望がない」とただ悲観的になるだけでは、病気に立ち向かう気力が失われてしまいます。
自分自身に対して肯定的に

また、前向きな態度を示す人は、自分自身に対しても肯定的です。自分の長所を認識し、短所は改善していく努力を怠りません。
例えば、「私は人前で話すのが苦手だ」と思っている人がいたとします。前向きな人は、「苦手だけど、少しずつ練習すれば上達できる」と考えます。一方、「こんな年齢になってしまったから、もう変わることなんてできない」と簡単に諦めてしまうのは、望ましくありません。仮にすぐには上達しなかったとしても、プレゼン資料を準備してカバーする、あるいは自分の発表する姿を録画して、改善点を検討するなど、対応策はあります(注:自分も録画してみたことがありますが、とても恥ずかしくて直視できなかったです。でも客観的な視点で自分を見られるので、改善点にすぐ気づきました)。苦手なことでも一生懸命取り組む姿勢が大切で、その意欲がまったくの無駄になることはありません。努力を続けましょう。
周囲の人々に前向きな態度を

周囲の人々に対しても、前向きな態度を示すことが大切です。例えば、部下が失敗したときに、上司が「何が原因だったのか一緒に考えよう」、「次に同じ失敗をしないように改善できるところはないかな?」などと言うのは、前向きで建設的な態度です。しかし、「やっぱりね」とか「君には無理だったんだね」などと言ってしまったり、ため息をついたりしては、部下のやる気を削いでしまいます。
こう書くと、善良な方は、「部下にそんな思いやりのない発言をする上司なんていないだろう」、「極端な例を出されてもね」と思われるかもしませんが、特に年齢差の大きい部下や配偶者、息子の嫁などに対し、息を吐くようにこの種の発言をしてしまうモラハラ気質(そうです、モラハラです!)の方は男女問わず実在しています。知らず知らずのうちに自分がそういった種類の人間になってしまっていないか、自己点検してみてくださいね。
感謝の気持ちを忘れずに

前向きな態度を示す人は、感謝の気持ちを忘れません。例えば、家族に「いつもありがとう」と言葉に出して伝えることで、家族の絆が深まります。反対に、感謝の気持ちを表さず、あたかも当然のことのように家族のサポートを受けていては、関係が悪化するかもしれません。
前向きな態度は、周囲の人々にも良い影響を与えます。例えば、職場で前向きな態度を示す人がいれば、チーム全体の士気が高まります。逆に、ネガティブな発言を繰り返す人がいれば、チームの雰囲気が悪くなってしまうでしょう。
まとめ

50代という人生の後半戦を迎えた私たちにとって、前向きな態度を示すことは非常に重要です。困難な状況でもポジティブな視点を持ち、自分自身と周囲の人々に肯定的に接することで、求められる人になることができるのです。感謝の気持ちを忘れず、前向きな態度を示し続けることで、充実した人生を送りましょう。