その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。
今回は7月第2週(7月7日~7月13日)の転職ニュース3本をご紹介します。
役職定年で「報酬半減&部下なし」と宣告された広報課長…50代で「異業種への転職」に成功した理由【人材開発コンサルタントが解説】
引用元:THE GOLD 60
会社員の多くは、役職定年により大幅な収入減となります。とはいえ、50代で転職なんてできるのか……そう考える人も少なくないでしょう。しかし、自分では特別だと思っていない知識・スキルは時として「大きな優位点」となるのです。人材開発コンサルタント・田原祐子氏の著書『55歳からのリアルな働き方』(かんき出版)より、役職定年となる半年前に転職を決心した結果、異業種への転職を成功させた50代女性の事例をみていきましょう。
https://gentosha-go.com/articles/-/61082
役職定年を迎えた50代女性の転職事例。この記事の素晴らしいところは、単なる事例紹介ではなく、なぜ成功できたのかの理由について深掘りしているところです。事例だけだと、「この女性がすごく優秀だったからなのでは」、「巡り合わせが良かっただけでは」と感じてしまうこともあるのですが、成功のポイントを挙げてくれているおかげで、自分も参考にしようと思える内容となっていました。
「定年後のキャリアどうする?」60歳で新規事業、50歳以降の研修~ある大手スポーツクラブのチャレンジ
引用元:DIAMOND Online
60歳以降どう働くのか、キャリアデザインに悩む50代は多い。60歳、70歳になったときに、みんな明るくいきいき働いているのだろうか?失われた30年とともに育ち、年金だけでは厳しいと聞かされて生きてきた世代の筆者にはどうしても良くなるイメージが湧かず、ある人物をたずねた。スポーツクラブの大手ルネサンスで、60歳直前に新規事業を立ち上げたという菱谷悟さんだ。(ノンフィクションライター 酒井真弓)
https://diamond.jp/articles/-/346825
これは私も同じ悩みを持っています。雇われで一体何歳まで働き続けていけるのか、と。この記事は、企業内制度を活かして新規事業の立ち上げにチャレンジされた方の事例紹介なのですが、「自分で自分の居場所を作れたら成功なのかなと思います。事業でなくても、自分がこうしたいという役割を作れたら」など、同様の制度がない会社で働いていても参考になる考え方を示してくれていると思いました。
52歳アパレル販売員がため息…「50代の転職」が「思うようにいかない」のは当然なワケ
引用元:マネー現代
「私はアパレル業界で30年勤めてきました」「店長経験もあります」「コミュニケーションが得意で上司や部下とももめたことがありません」といったことを面接では話したというのです。
これが20代、30代の話なら、採用側も実績として評価するかもしれません。しかし、Mさんは50代です。本人の実績は当たり前で、50代ともなるとそれだけではアピール材料としては足らないのです。
https://gendai.media/articles/-/133533
株式会社パーソナルナビの漆沢 祐樹代表取締役による記事です。50代の転職で必要なものとして、実績を見える化すること(例:資格取得)、自分の価値を棚卸したり、資格を持っている実績や価値を面接で伝えられるプレゼン力が挙げられています。また、転職のモチベーションについても解説があり、焦ってやみくもに転職しようとすることの危険性についても記されています。自分の価値を再分析し、転職先の方向性とすりあわせることが重要とのこと。長期戦になりがちな50代の転職活動でためになる内容だと感じましたので、原文のご一読をお勧めします。