その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。
今回は11月第4週(19日~25日)の転職ニュース3本をご紹介します。
今、転職者の4割が前職より賃金が1割以上増加…「今こそ転職の好機」の罠
引用元:Business Journal
リクルートは、同社が運営する転職支援サービス「リクルートエージェント」における2023年7~9月期の「転職時の賃金変動状況」に関する調査を実施。「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者」が35.3%、約4割となり、過去最高値を更新したと発表した。これを受けて、ネット上では「転職の好機なのでは」と捉える声が上がっている。実際に転職市場の動向はどうなっているのか、転職支援の専門家に解説してもらった。
https://nordot.app/1098543257481068910?c=426126268348957793
転職で年収が上がる傾向が高まっていることから「今が転職の好機」というネット上の声に対し、専門家が注意点を語っています(そんなに甘くはないですよね……)。また、企業にとって価値が高い人材になるにはどうしれば良いのか、収入を上げるために必要な条件とは、などについても挙げられています。今まさに転職を考えている方にとっては一読の価値ありです。
退職金も激減、転職しても給料減…50~60代で「仕事の意味がわからなくなる」人が続出
引用元:現代ビジネス(現代新書編集部)
年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70歳男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く――。
https://gendai.media/articles/-/118376
坂本 貴志『ほんとうの定年後』(現代新書)の内容の一部紹介。本書では、多数の統計データや事例から「定年後の実態」を明らかにしており、就労観が変化する50代についても記されています。多くの人にとって、50代は仕事に対する考え方が変わる時期なんですね。自分も働いていてむなしさを感じたことがあったのですが、そういうふうになるのは自分だけじゃないんだとわかって少しほっとしました。
定年後の生き方については、坂本貴志氏が書かれている以下の記事も参考になります。
定年後の“年収激減”…「年収100万円台が一般的」の70代をどう生きるか
年収は200万円台、持ち家が正解、月10万円稼げばOK…意外と知らない「定年後の真実」
転職するたびに前の会社に戻ろうかと… 人事のプロが教える、キャリアの“無限ループ”の脱出方法
引用元:ログミー
「今の会社に不満があるわけではないけど、漠然とした不安がある」「自分が本当にやりたいことがわからない」といったビジネスパーソンの悩みを解決するヒントをお伝えします。本記事では、株式会社 We Are The People代表取締役の安田雅彦氏と、株式会社フライヤー執行役員の久保彩氏が、個人がキャリアについて考えることの価値を語りました。
https://logmi.jp/business/articles/329675
安田雅彦氏は人事のプロであると同時にスーパーマーケットから外資系企業まで渡り歩いた方(私もいろいろ渡り歩いているので勝手に親近感を抱いています)。そんな安田氏も、転職するたび「前の会社に戻ろうか」と悩んだことが何回もあるとのこと(すごくわかります……!)。そんな彼が語る「より良いキャリア」とは。転職回数の多い方に特に参考になる記事ではないでしょうか。