その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。
今回は8月第4週(8月18日~8月24日)の転職ニュース3本をご紹介します。
【前編:転職活動をして実際に転職した人の比較調査】『ハイパフォーマー社員』の約半数が「昇進の機会があれば転職を踏みとどまれた」と回答 転職を考えたきっかけ「成長やキャリアアップ機会が限られる」が第1位
ハイパフォーマー社員が転職した本当の理由、第1位「自分の成長やキャリアアップを図りたかった」(54.1%)
会社からどのような働きかけがあれば転職しなかったか→ハイパフォーマー社員は「昇進の機会」(55.0%)、一般社員は「給与の改善」(42.3%)
会社に伝えた退職理由、一般社員の約半数が「本音を伝えなかった」と回答、一方、ハイパフォーマー社員の約9割が「本音を伝えた」という実態
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000099622.html
パーソルグループの中途採用サービス『ミイダス』を運営するミイダスによる直近3年以内に転職した会社員215人(ハイパフォーマー社員111人、一般社員104人)を対象にした調査結果(前編)。一般社員の転職理由は「上司や同僚など人間関係に不満・問題があった」が最多で、ハイパフォーマー社員と一般社員では転職理由が異なるということです。その他にもハイパフォーマー社員と一般社員の間では違いが多いようで、会社側が転職防止策を考えても、刺さる場合とそうでない場合があるのだなあと感じました。ぜひ原文をお確かめください。
中途採用の選考辞退は「面接前」が最多、ドタキャン後の「連絡なし」は83%
引用元:MONOist
「人事のミカタ」が「中途採用の選考辞退」についての調査結果を発表した。選考辞退の発生タイミングは「面接前」が最多だった。また、面接のドタキャン辞退があった場合の「連絡なし」が83%を占めた。
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2408/22/news089.html
直近1年以内に中途採用を実施した企業に、選考辞退が起きたかを尋ねたところ、85%が「はい」と回答し、「はい(選考辞退が発生した)」と回答した企業に「以前と比べて、辞退の発生数に変化はありますか」と尋ねた。その結果、全体の45%が「増えた」と回答したとのこと。売り手市場が続く中、選考途中での辞退が増え、連絡なしのすっぽかしも増加しているそうです。企業も辞退予防のために「有力候補を逃さないよう、選考をスピーディーに進めている」などの工夫を行っているということでした。「応募者を待たせてしまうと、辞退率が上昇するという傾向は顕著に見られる」という回答もあり、今後、全体的に選考スピードが上がっていくのかもしれません。
「手当が有利に」転職は2025年以降まで待つべし?国がステップアップのための転職や学習を後押し
引用元:東洋経済オンライン
今、雇用保険のあり方が大きく見直されています。
たとえば、
①仕事を退職したときに、次の職が見つかるまでに受けられる失業給付(雇用保険の基本手当)の制限が緩和されます。
②教育訓練を受ける人への失業給付や支援も相次いで拡充されます。つまりは転職しやすく、リスキリング(新たな業務に必要なスキルや能力の取得)がしやすくなるのです。
https://toyokeizai.net/articles/-/808211
2025年より施行される、雇用保険の変更についての解説です。リスキリングをしたいと思っても経済的不安があるという場合に、教育訓練が活用できそうですね。また自己都合で退職した場合の失業給付についても待機期間が短くなるなど、転職を考える人にとってありがたい変更があるということでぜひ原文をご確認ください。