50代ではこれまでの人生で蓄積したものが多くなってきます。子育てが一段落したり、仕事でがむしゃらにがんばる時期を終え、自分の時間が増えたこの時期に、断捨離に取り組んでみてはいかがでしょうか。断捨離を通じて、心も空間もスッキリとさせ、新たな人生を楽しむきっかけにしましょう。
断捨離とは？
断捨離とは、「断る」「捨てる」「離れる」という3つの言葉を組み合わせた造語です。不要なものを手放し、必要なものだけを残すことで、シンプルな生活を目指すライフスタイルを指します。物だけでなく、心のモヤモヤを断ち切ることも断捨離の目的の一つです。
なぜ50代から断捨離が必要か？
50代は、断捨離を始めるのに最適な時期だと言えます。今のうちに物を整理しておかないと、高齢になった時に自分で片付けられなくなってしまうかもしれません。その結果、親族に迷惑を掛けてしまうことにもなりかねません。50代から、物の取捨選択を意識的に行う習慣を付けておきましょう。
高齢になると荷物を片付けられなくなる理由
加齢に伴い、身体機能が衰えてくると、荷物の片付けが難しくなります。重い物を持ち上げたり、細かい作業をしたりすることが困難になるのです。また、もの忘れが激しくなったり、認知症の症状が出てきたりすると、物の整理や管理が一層大変になり、同じものを幾つも買ってしまうことも起こります。
ゴミ屋敷に住むリスク
ものが溢れた部屋で生活していると、ゴミ屋敷状態になってしまうリスクがあります。ゴミ屋敷は、火災や害虫の発生、ガスや水道の故障など、様々な危険性を孕んでいます。また、孤独死のリスクも高くなります。自分ひとりで片付けられないレベルになってしまうと、プロの手助けをお願いすることになり、高額な費用が必要になるかもしれません。断捨離で部屋を整理整頓し、安全で快適な生活環境を維持しましょう。
ものを捨てる基準、買う基準
断捨離を進める上で、ものを手放す基準を決めておくことが大切です。例えば、「1年以上使っていないもの」「壊れていて修理不可能なもの」「同じ用途のものが複数あるもの」など、自分なりのルールを作りましょう。一方で、必要以上に物を捨てすぎないよう注意も必要です。新しく物を買う際は、本当に必要かどうかをよく考えてから購入するようにしましょう。最近では家電などをレンタルしてくれるサービスもあるので、大物を購入する場合には、まず一定期間レンタルしてみるのも良いかもしれません。
断捨離を楽しむには
断捨離は、面倒なことのように感じるかもしれません。しかし、断捨離は、自分の価値観を見直し、人生を豊かにするチャンスととらえてみてはいかがでしょうか。思い出の品を整理しながら、昔を懐かしんだり、大切な人との思い出を振り返ったりするのも楽しみの一つです。また、不要なものを捨てることで、部屋が広く感じられるようになり、心にゆとりが生まれます。
まとめ
50代からの断捨離は、シンプルで豊かな人生を送るための第一歩です。今のうちに不要なものを手放し、大切なものを見極める習慣を身につけましょう。断捨離を楽しみながら、新たな人生のステージを有意義に過ごせるはずです。心も部屋もスッキリとした生活で、毎日に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
