2024年7月 今週の転職ニュース

今週の転職ニュース(2024年7月第4週)

その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。

今回は7月第4週(7月21日~7月27日)の転職ニュース3本をご紹介します。

転職コンサルタント254人に聞いた「評価されるミドルのキャリア・スキル」調査ー『ミドルの転職』コンサルタントアンケートー

引用元:エン・ジャパンプレスリリース(PRTIMES)

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「評価されるミドルのキャリア・スキル」についてアンケートを行ない、254名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000878.000000725.html

254名と母数は少なめですが、転職コンサルタントの方々から見たミドル人材について。56%の転職コンサルタントが、ミドル人材のキャリア・スキルを判断する際「業務経験」を最も重視すると回答。転職コンサルタントまたは採用企業に専門スキルで最も評価されたのは「マネジメント」。ミドル人材が評価されるために職務経歴書・履歴書で工夫すべき点1位は「専門性やできることを明確に書く」とのことでした。一見当たり前のようですが、できていない求職者もいるからこそこういう意見が出ているのかもしれません。自分の経験からも、転職サイトなどで最初に自分の得意分野、こういう会社で自分のスキルが活かせるなどというアピールポイントを書くようにしたらスカウトされる確率が上がったように思います(50代の職務経歴は長くなりがちなので、最初に書かないと見逃されてしまうようです)。

“出戻り転職”経験者は9%、戻った理由の1位は「即戦力で働けると思った」

引用元:MONOist

「エン転職」が「出戻り転職」についてのアンケート調査結果を発表した。一度退職した会社に転職をしたことが「ある」と9%が回答し、理由は「即戦力で働けると思った」が最も多かった

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2407/25/news054.html

一度退職した会社に戻る、出戻り転職。最近は増えているとも聞きますが、エン転職がアンケート調査を行った結果、経験があると応えたのは全回答者中9%ということでした(全回答者数は4,353人)。きっかけは「在籍時の上司に誘われた」(35%)が最も多かったとのこと。転職の一手法として考えてみる価値があるかもしれません。ただ、「出戻りを良く思ってない職員が一定数いて、嫌がらせを受けた」「スタッフが変わっていて、当時と雰囲気が変わっていた」というネガティブな面もあるということなので、出戻りを決める前に、会社の現状を確認しておくことなども必要かもしれません。詳細は原文でお確かめくださいね。

転職サービス「doda」、転職して年収がアップした個人のデータを分析
「年収アップ成功者から見える傾向」を発表

引用元:パーソルキャリア

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:桜井 貴史)は、「年収アップ成功者から見える傾向」を発表しました。これは、2023年8月から12月に「doda」エージェントサービスを利用して転職した人のうち「年収アップに成功した人」のデータを分析したものです。

https://www.persol-career.co.jp/newsroom/news/research/2024/20240724_1550/

「『年収アップ転職』をかなえた個人の平均アップ額は約90万円。年齢別の成功者は20代後半に多い」というふうにまとめられていましたが、グラフをよく見ると、50歳以上のアップ率は40代より高くなっていました。希望が持てますね。また、業種別では、平均アップ額が最も大きかったのは「IT/通信」で103万5,927円。それに「インターネット/広告/メディア」が99万9,048円、「金融」が98万3,748円で続いており、年収の平均アップ額は全10業種すべてで60万円を超えていたということです。人材不足により採用競争が激化する中で、採用に積極的な企業が優秀な人材を確保するべく採用時の提示年収を引き上げているということで、職種にもよるとは思いますが、これから転職を考えている方にとっては朗報と言えそうです。

-2024年7月, 今週の転職ニュース