2024年3月 今週の転職ニュース

今週の転職ニュース(2024年3月第2週)

その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。

今回は3月第2週(3月3日~3月9日)の転職ニュース3本をご紹介します。

転職に成功した人の平均年齢は? 職種別の年齢構成も調査

引用元:ITmedia ビジネスオンライン

転職に成功した人の平均年齢は何歳か。転職サービス「doda」が調査結果を発表し、平均年齢は32.4歳(男性33.3歳、女性30.8歳)だった。

(中略)

一方、40代以上の割合が25%を超えたのは「コンサルタント/不動産専門職」「金融系専門職」「企画/管理系」の3職種。中でも金融系専門職では前回から9.5ポイント増加しており、doda編集長の加々美祐介氏は「近年は新NISAの開始などを背景に、即戦力となり得る金融系専門職の採用ニーズが高まっているが、本職種は育成に時間を要する。40代以上はこれまでの経験が評価され、割合の増加につながったものと思われる」と分析した。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2403/05/news061.html

「40代以上」の転職成功者は133.0%の増加。職種にもよりますが、40代以上にもこれまでの経験を生かした転職のチャンスがあるということで勇気づけられる記事でした。

転職には「裏ルート」がある。転職エージェントが絶対に知られたくないアプローチ方法を、キャリアのプロが明かす。【書籍オンライン編集部セレクション】

引用元:DIAMOND Online

もしもあなたが「自分で今後のキャリアを設計していきたい」と思うのであれば、転職エージェントの提案の中だけで選ばないようにしてください(中略)転職エージェントを使いまくるのは「リファラル採用がうまくいっていない」可能性があり、リファラル採用がうまくいっていない=「働いている人の満足度が低い」かもしれない、ということです。これが転職エージェントがやたら推してくる会社を注意した方がいい理由のもう1つの側面です。

https://diamond.jp/articles/-/339630

ワンキャリア取締役の北野唯我氏による記事。私は転職エージェントがあまり好きではないのですが(詳細については「外資系大手への転職は、地獄の一丁目」をご参照ください)、その理由のひとつが、彼らが推してくる会社=良い会社ではないということです。数年ぶりに転職活動を行った際に前回の転職活動の際に勧められたのとまったく同じ企業・ポジションを何の事情説明もなしに勧められたこともあり、「数年スパンで同じポジションが埋まっていないの?もしかしていったん埋まったけれどその方がまた退職したとか?」と不信感を抱きました。北野氏が書かれているように、「自分がやりたい業界・業種が決まっている場合『自分で調べること』を忘れるな」というのはまったくその通りで、裏を取ることを強くお勧めします。ちなみに、転職エージェントに限らず、リファラル採用やスカウトであっても、裏を取る必要性があるのは同じだと思います。

2023年求人検索キーワード、「外資」「商社」「コンサル」上位に 海外志向も復活

引用元:Yahoo!ニュース(JOBPICKS提供)

上位ワードで注目されるのは、海外に関するキーワードが多く含まれている点です。4位「海外」、5位「英語」、17位「駐在」、27位「中国語」と語学関係が30位以内に複数ランクインしました。さらに、圏外では「海外勤務」が前年の84位から51位に大幅に順位を上げています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/110d7073507859cdb8fbfef2b9b1702fdc54d155

転職サイトビズリーチ」が、年収750万円以上のビズリーチ会員が2023年に同サービス上で検索したキーワードを集計し、上位30ワードを発表。海外転職を志向する方は元々少数派で、最近「内向き志向」などと言われることも多いことから、少し危惧していたのですが、ビズリーチによると、「海外勤務に対する関心がコロナ禍前と変わらない水準まで戻ってきている」とのこと。ほっとしました。

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