2024年5月 今週の転職ニュース

今週の転職ニュース(2024年5月第1週)

その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。

今回は5月第1週(4月28日~5月4日)の転職ニュース3本をご紹介します。

3月有効求人倍率、1・28倍 1年4カ月ぶり改善、求職者数減

引用元:東京新聞

厚生労働省は30日、3月の有効求人倍率(季節調整値)が前月比0・02ポイント上昇の1・28倍だったと発表した。上昇は2022年11月以来1年4カ月ぶり。賃上げを見据え転職の動きが鈍くなり、求職者数が減ったことが主な理由だ。総務省が同日発表した3月の完全失業率(同)は、前月と同じ2・6%だった。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324389

転職時には押さえておきたい求人倍率や失業率のデータです。3月は有効求人倍率はアップ、完全失業率は横ばいだったということです。転職の動きが大きい時期とそうでない時期があるので、見極めた上で動きたいですね。業界別でも数字が違うのでぜひ元記事をご参照ください。

幸福度が最も低下するのは「48.3歳」…誰もがハマる"魔の年代"に絶対にやってはいけないこと

引用元:PRESIDENT Online

幸福度と年齢の関係性について世界145カ国で実施された研究がある。

アメリカのダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授が行った研究(*)によると、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、オーストラリア、アフリカなどを含む世界145カ国において、幸福度と年齢の関係はU字形になることがわかっている。そして「U字の底」、つまり幸福度が最も低くなる年齢は平均48.3歳ある。

https://president.jp/articles/-/81055

合同会社GENSO代表の千葉 智之氏による記事。豊かな国であろうと貧しい国であろうと、幸福度が最も低くなるのは48歳くらいだそうです。これはわかるような気がします。キャリアの先が見えてきて、役職定年も間近になるとどうしても仕事のモチベーションは下がってしまうのではないでしょうか(たとえ役職定年がなかったとしても、将来が見えてきたり、若者との体力差を実感したりすることで、自分にがっかりすることの多い年代なのではないかと思います)。50代後半になると、現実を受け入れることができ、老後をどうするか、という方向に考えが向かうため、また幸福度が向上するような気がします。本記事では「ワークキャリア」を「ライフキャリア」に切り替える、定年した後の35年間をどう生きる?など50代の生き方のヒントになる内容を紹介しています。ぜひご一読ください

「シニア・インターン」横浜のIT企業が導入 昭和、平成の技術者貴重 生き生き働く姿 若い世代の励ましに

引用元:東京新聞

インターンシップ(就業体験)の対象といえば、働いた経験の少ない若者。ところが、50~60代の転職希望者を対象に「シニア・インターン」を始めた企業がある。社会人として経験を長く積んだ人に、なぜインターンをする必要があるのか。 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324766

2015年の米映画「マイ・インターン」を思い出しました。「マイ・インターン」は、妻と死別した70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)がシニア・インターンに応募するお話だったのですが、日本でもシニア・インターン制度を始めた会社があるとのこと。記事中にもあるように、IT人材は不足しているのになぜか頑なにシニアIT人材を採用しようとしない日本の風潮に一石を投じる試みです。インターン期間中に応募者が会社にマッチしているかを確かめられるので、働く側にとっても安心ですし、企業側にとってもいきなりシニアを採用するリスクを軽減できて素晴らしい試みだと感じました。技術者同士、技術ネタで盛り上がれるので若者の中でシニアが浮いたりもしないそうですよ。他の会社にも同様の動きが広がると良いですね。

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