2023年12月 今週の転職ニュース

今週の転職ニュース(2023年12月第3週)

その週で気になった転職ニュース3本をご紹介します。転職市場の最新動向をつかむのにお役に立つと幸いです。

今回は12月第3週(12月10日~12月16日)の転職ニュース3本をご紹介します。

失業給付 1か月前倒しで受け取れるよう制限緩和の方針 厚労省

引用元:NHK

安心して転職活動を行える環境を整え、成長産業への労働移動を進めようと、厚生労働省は自己都合で退職した人への失業給付を1か月前倒しして、退職後1か月余りで受け取れるよう制限を緩和する方針を示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231213/k10014286881000.html

自己都合退職での失業給付は、従来は「待期期間の7日間+2か月」経たないと受け取れなかったのですが、それを1カ月前倒しにするということです。再来年(2025年)から実施の見通しとのこと。政府も転職しやすいような環境づくりに動いているようです。

11月の正社員求人件数の調査結果をマイナビが発表、求人数が多い業界は?

引用元:マイナビニュース

2023年11月の求人件数は、2019年平均比144.7%で、前月から19.3ポイント減少。応募数は2019年平均比89.7%で、前月から6.9ポイント減少している。
前年同月と比較すると、求人件数は101.7%、応募数は104.2%となった。
業種別の求人件数について、前月比が最も高かったのは「運輸・交通・物流・倉庫」で103.5%、前年同月比が最も高かったのは「運輸・交通・物流・倉庫」で130.8%となった。

https://news.mynavi.jp/article/20231212-2836237/

総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載された情報に基づく求人件数・応募数データです。2024年4月から時間外労働時間の上限規制がトラックドライバーに適用される「2024年問題」の影響なのか、物流系の求人件数が増えています。全体として見ると、月により多少の増減はありますが、求人件数は多いまま推移している模様。1月~3月は例年、求人件数が増える時期でもありますし、今は転職活動を行うのに悪い時期ではなさそうです

転職時に「転職エージェントを使う」人は49%。2022年から増加傾向に。

引用元:PRTIMES(株式会社スタジオテイル)

「みんなの転職「体験談」。」(https://studio-tale.co.jp/career-stories/)のアンケートによると、「転職エージェントを使う」と答えた人は49%。2人に1人の割合で、転職エージェントを使っていることが確認できました

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000114225.html

20代から50代までの人への質問で、「転職エージェントを使う」と答えた人は49%、「自分で求人を探す」と回答した人は51%だったとのこと。年齢が上がるごとに「転職エージェントを使う」と回答した人の割合が増し、50代では、58%に達しています。「求人の質」や「求人の量(多さ)」がエージェントを使う理由として挙がっており、求人の多さにより大手転職エージェントの利用につながる結果となっています。

-2023年12月, 今週の転職ニュース